「強いポケモン 弱いポケモン そんなの人の勝手」ポケモン金銀に登場するカリンはこう言った。
ポケモンに強いも弱いもなく、みなそれぞれ個性があり優劣などないと。
どんなポケモンにも活躍の場があるのだと!
しかし、そんなカリンの名言をもってしても「いや、、、さすがにこいつは弱いだろ」と言うしかないポケモンもいる。
今回はポケットモンスタースカーレット・バイオレットに登場したポケモンの中でも最弱と名高いポケモン、ウミトリオについて見ていく。
ウミトリオ
タイプ:水
種族値:H35 A100 B50 C50 D70 S120
特性:ぬめぬめ・びびり・すながくれ(夢特性)
いきなり本筋からずれてしまうが、まずこの見た目。
個人の好みはあるとはいえ、もう少しなんとかならんかったのか、、、
初見でなかなかのインパクトがある。
細長い赤い物体が3本もうにょうにょ生えているその様は苦手な方もいるだろう。
話を戻してこいつの能力についてだが、種族値が壊滅的である。
こいつの元となるダグトリオと同じ数値となっている。
HPが35とその辺の進化前ポケモンよりも低く、対戦で使うならきあいのたすきをほぼ強制で持たせる必要がある数値である。
唯一特徴的なのが素早さで、120と並大抵のポケモンには負けない速さは持っている。
しかしA種族値が100と現環境では心元なさすぎる値のため、ワンパンできる相手はほぼいない。
これだけでも十分弱いのだが、このポケモンを語るうえで最も残念なポイントは特性である。
同じ種族値のダグトリオはシングル対戦環境で、ごく稀に見ることがあった。
それはありじごくという強力な特性を持っていたからである。
特性:ありじごく…相手は逃げたり、ポケモンを交代することができなくなる。ただし、相手が「ひこう」タイプや「ゴースト」タイプ、特性「ふゆう」の場合は効果がない。
一度ダグトリオで有利対面を作れば、相手をキャッチすることができる非常に優秀な特性。
これのおかげでダグトリオは低種族値でも対戦環境に少数存在していたのだが、
ウミトリオはありじごくを没収されています。
代わりにもらった特性が・ぬめぬめ・びびり・すながくれと3つとも使えない特性。
(夢特性で砂系統の特性渡すならありじごく残してやれよ、、、)
代わりに専用技「トリプルダイブ」をもらったのだが、この専用技も引くぐらい弱い。
トリプルダイブ…水・威力30・命中95。1ターンに外れるまで最大3回連続で攻撃する。
低火力なうえに命中安定ですらないクソ技。
ゲッコウガの水手裏剣みたら発狂するレベル。
有名ポケモン実況者のポケモンソルジャーもウミトリオについて触れており、見事最弱ポケモンの格付けをいただいた。
もう救いようのないウミトリオだが、なんとかこいつを救うのであれば
・じならし、置き土産による起点作成。
・積んできた相手に襷イカサマ&不意打ち。
この2つで頑張ってもらうしかない。
ウミトリオについて頑張って考察してみたが、筆者が救うにはトレーナーレベルが足りない。
今後の追加コンテンツで威力300・命中100の専用技が配布されるのを期待しよう。
最後に冒頭紹介したカリンの言葉を借りるなら強いポケモン・弱いポケモンは我々人間が勝手に決めた基準にすぎない。
ウミトリオが本当に好きで好きでたまらないトレーナーはぜひ、対戦で使ったり一緒にパルデアを旅したりして生涯のパートナーとしてほしい。
この記事でウミトリオに興味をもったトレーナーが一人でも増えたら幸いである。
※参考:ポケモンソルジャー「ポケモン対戦廃人2人による「SVで新登場したポケモン」最弱決定会議」
コメント